結論:海外からでもPayPayは利用できる
海外に住んでいる日本人でも、工夫をすればPayPayアプリを登録・利用することができます。ただし日本国内のように全ての機能が使えるわけではなく、いくつかの制約があります。
このページでは、海外在住者がPayPayを実際に使う手順と、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
PayPayを海外から登録する条件
PayPayを海外から利用するには、以下の2つが必須です:
- 日本の電話番号
- 日本の銀行口座またはクレジットカード
日本の電話番号がない場合、登録時のSMS認証が通らないため、アプリの初期設定ができません。多くの海外在住者は、以下の方法で日本の電話番号を確保しています。
日本の電話番号を取得する方法
- 日本で使っていたSIMカードを海外でも継続利用する
- 楽天モバイルなど海外でも対応しているキャリアを契約する
- NUMBERSなどの仮想電話番号サービスを利用する(ただしPayPayの本人確認で確認が難しい場合もあるため、実SIMカードの方が無難です)
銀行口座やクレジットカードについては、日本帰国時に作った口座をそのまま使う人が多いです。海外の銀行口座では登録できないので注意してください。
具体的な登録手順
ステップ1:アプリをダウンロードして初期設定をする
スマートフォンのApp StoreまたはGoogle Playで「PayPay」を検索し、アプリをダウンロードします。
アプリを開くと、電話番号の入力を求められます。日本の電話番号を入力してください。その後、SMSで届いた認証コードを入力します。
ステップ2:本人確認情報を登録する
認証コード入力後、氏名や住所などの基本情報を入力します。この際、登録する住所は日本国内の住所(実家の住所など)を使う必要があります。海外の住所を入力するとアカウントが承認されない可能性があります。
ステップ3:銀行口座またはクレジットカードを登録する
次に、支払い方法を登録します。日本の銀行口座またはクレジットカードの情報を入力してください。複数の支払い方法を登録することもできます。
ステップ4:海外での利用設定を確認する
登録が完了したら、実際に海外で使えるか確認します。PayPayアプリの設定メニューを開き、あなたの現在地(マレーシアなど)が「海外支払いモード」に対応しているか確認してください。
対応している国・地域であれば、アプリ内に「海外アクセスモード」が表示されます。これが表示されれば、海外でも基本的な機能が使えます。
海外でPayPayを使うときの注意点
VPNとeSIMについて
VPNを有効にしていると、海外アクセスモードが表示されないことがあります。その場合はVPN設定を一度解除してみてください。
また、eSIMやデータ専用SIMを使っている場合も、この機能が使えないことがあります。その場合は、海外ローミングを有効にするか、Wi-Fiに接続して試してみてください。
時刻設定を確認する
スマートフォンの日付と時刻が自動設定になっているか確認してください。手動設定になっていると、PayPayが正常に動作しないことがあります。
iPhoneの場合: 設定アプリ → 一般 → 日付と時刻 → 自動設定をオン
Androidの場合: 設定アプリ → システム → 日付と時刻 → 自動設定をオン
海外でPayPayでできることと、できないこと
海外で使える機能
- PayPayカードを海外のVisa加盟店で利用する
- アプリ内でカード情報を確認する
- PayPayクレジット(ポイント)の確認と一部の利用
海外でできないこと
- 日本のお店のQRコードをスキャンして決済する
- 他のユーザーへの送金・割り勘機能
- 日本でのキャンペーン対象の買い物
簡潔に言うと、海外ではPayPayカードをクレジットカードとして使うことが中心になります。日本にいるときのようなQRコード決済機能は使えません。
マレーシア在住者の活用例
マレーシアに住んでいる日本人の多くは、PayPayを以下のような場面で使っています。
- 日本への一時帰国時にQRコード決済を利用する
- 海外のVisa加盟店で、クレジットカード感覚で使う
- アプリ内で日本の銀行口座の残高を確認する
ただし、マレーシアでの日常的な支払いはタッチペイ(Touch n Go)やGrabなど、現地のアプリの方が圧倒的に使いやすいです。PayPayは「日本とのつながりを保つため」「一時帰国時の利便性」という位置付けで利用するのが現実的です。
料金と最新情報
PayPayの海外利用に関する手数料や利用可能な国・地域は、定期的に変更されます。最新情報は公式サイトでご確認ください。特に利用可能額や手数料については、時期によって異なる場合があります。
参考:PayPay公式サイト https://paypay.ne.jp/guide/overseas/
まとめ
海外在住の日本人でも、日本の電話番号と銀行口座があれば、PayPayアプリを登録して利用することは十分可能です。ただし、海外ではQRコード決済の機能は制限されており、PayPayカードをクレジットカード代わりに使う形が主になります。
マレーシアを含む海外生活では、現地のキャッシュレス決済が日常的に必要です。PayPayはあくまで「日本とのつながりを保つ選択肢」として考えておくと、期待と現実のギャップが少なくて済みますよ。
