海外転出届を出したあとに日本でやること|出国前に確認したい手続き一覧

海外転出届を出したら、日本での手続きはすべて終わり。そう思っていると、あとから年金や保険、銀行口座、税金まわりで慌てやすいです。

結論からいうと、海外転出届を出したあとも、日本側で確認・整理しておくべき手続きは残っています。特に、住民票に連動する制度、継続して使う契約、日本に残る資産や収入は放置しないほうが安全です。

この記事では、海外転出届の提出後に日本で何を確認すべきかを、出国前に済ませたいものと、海外からでも管理できるものに分けて整理します。

海外転出届を出したあと、日本での手続きは残っている

マレーシアなど海外に移住するために市区町村役場で海外転出届を提出すると、日本での住民票は除票されます。ただし、そこで終わりではありません。転出後も、日本側で確認しておきたい手続きはいくつかあります。

「転出手続きをしたから全部終わった」と思っていると、あとから年金や健康保険、銀行口座、税金関係で手間が増えます。出国前に整理しておくほうがラクです。

この記事では、海外転出届を出したあとに確認しておきたい日本側の手続きを、順番にわかりやすく整理します。

目次

海外転出届を出したあとに確認したいこと

海外転出届の提出後に必要になる確認事項は、大きく分けると次の2つです。

日本にいる間に済ませたいこと

  • 住民票の除票に伴う各種手続き
  • 年金や健康保険の確認
  • 税務関連の確認
  • 日本に残す資産や契約の整理

海外に出たあとも管理できること

  • 銀行口座の管理
  • 日本の電話番号の継続利用
  • 一部の契約やサービスの見直し

全部を一気に終わらせるのは難しいので、優先順位をつけて進めるのが現実的です。

1. 住民票関連の続きを確認しておく

海外転出届を提出すると、住民票は除票されます。このとき、市区町村役場から案内があることもありますが、自分でも必要事項を確認しておくほうが安心です。

子どもがいる場合

子どもを一緒に連れて海外へ移住するなら、転出先での就学先を早めに調べておく必要があります。マレーシアのように、現地校、日本人学校、国際学校など選択肢が多い地域では、事前準備の差が大きいです。

日本に不動産を持っている場合

海外に住んでいても、不動産を所有していれば納税義務は残ります。支払い自体は海外からでも対応できますが、放置すると管理が面倒になります。支払い方法や管理方法は出国前に整理しておくべきです。

2. 年金はどうするか決めておく

海外に出たあとも、年金をどう扱うかは考えておく必要があります。

厚生年金から国民年金への切り替えが必要な人もいれば、国民年金の継続納付を検討する人もいます。また、将来日本の年金を受け取る予定があるなら、受取口座や住所変更なども含めて確認しておきたいところです。

年金は人によって状況がかなり違います。ここは自己判断で進めず、日本年金機構の公式情報を確認したうえで、自分のケースに合った対応を取るのが安全です。

3. 健康保険を整理する

健康保険は、国民健康保険なのか、会社の健康保険なのかで対応が変わります。

国民健康保険の場合

海外転出によって保険税の扱いが変わりますが、必要な手続きが自動で全部終わるとは限りません。自治体ごとに案内や運用が異なることもあるため、脱退や必要書類については市区町村役場で確認しておきましょう。

会社の健康保険の場合

退職して海外移住する場合は、資格喪失に伴う手続きが必要になります。勤務先の担当者に確認して進めるのが基本です。

現地の医療保険も考える

マレーシアでは現地の医療保険に入る人もいますし、日本側の保険の考え方を含めて比較する人もいます。これは生活スタイルや医療費への考え方で変わるので、万人に共通する正解はありません。

4. 日本の電話番号を残すか決める

日本の電話番号をどうするかは、意外と後回しにしがちですが、早めに決めたほうがいい項目です。

使い続ける場合

海外でもそのまま利用できるサービスはありますが、料金がかかることがあります。日本の番号を維持したいなら、出国前に契約内容と維持コストを確認しておくべきです。

解約する場合

日本出発前にキャリアで解約手続きをしておきます。海外に出てからだと手続きが面倒になることがあります。

番号を残したい人へ

日本の番号を維持したい場合、eSIM対応サービスを使ってスマートフォン上で管理する方法もあります。マレーシア到着後は現地SIMやeSIMを使うことになるので、日本番号を残すコストと現地回線のコストをあわせて考えると判断しやすいです。

5. 銀行口座の整理をしておく

日本の銀行口座は、基本的には残して管理することもできます。ただ、何もしないで放置するのは危険です。

口座を残す場合

  • オンラインバンキングの設定を確認する
  • ログイン方法や認証方法を見直す
  • 取引先に日本口座を指定しているなら、今後も使えるか確認する

長期間動きがないと、確認が入ったり、管理上の不便が出たりする可能性があります。

口座を閉じる場合

海外送金の手段や、日本円の管理方法を出国前に決めておく必要があります。Wiseのようなサービスを使う前提なら、切り替えの流れを先に整理しておくと後で困りません。

6. マイナンバーと確定申告を確認する

マイナンバーは、海外に出ても番号そのものがなくなるわけではありません。ただし、カードや関連手続きの扱いは状況によって確認が必要です。

実際に私が国外転出をしていますが、マイナンバーカードは維持して使用できるように申請しました。

また、日本由来の収入がある人は、海外に住んでいても確定申告が必要になる場合があります。たとえば、不動産所得があるケースなどです。

このあたりは個別事情で変わるので、税務署や税理士への確認が必要です。特に税金は思い込みで動くと危ないので、ここは公式確認前提で考えたほうがいいです。

7. 日本に残す資産や契約を整理する

海外に移住しても、日本にある資産や契約はそのまま残ります。使わないのに放置すると、余計な出費や管理負担が増えます。

不動産

貸すのか、売るのか、保有し続けるのかで対応が変わります。海外から管理するのは想像以上に手間なので、方針は早めに決めたほうがいいです。

自動車

日本で使わないなら、名義変更や廃車などの手続きを検討します。これも後回しにすると面倒です。

サブスクリプションサービス

NetflixやAmazonなど、海外で利用条件が変わるサービスは少なくありません。アカウント設定や請求方法を見直しておきましょう。
しかし、海外のサービスは、そのまま居住国でも使用できることが多いです。
また、円安もあって、日本のアカウントでサブスクリプションとして支払い続ける方が安い場合もあるので確認が必要です。

日本のサービスの場合は、そのまま使用できることもありますが、VPNで日本サーバーからアクセスしないとアクセスブロックになる場合も多いです。

海外転出届のあとに日本でやることまとめ

海外転出届を出したあとに日本でやることは、結局この3つに集約されます。

1. 住民票・年金・保険を確認する

転出によって自動的に変わるものもありますが、申請や確認が必要なものもあります。ここを放置すると後で面倒になります。

2. 電話番号・銀行口座をどうするか決める

残すのか、やめるのか。中途半端が一番まずいです。出国前に方針を決めておくとスムーズです。

3. 税金・資産・契約を整理する

日本に収入源や資産があるなら、海外に出ても無関係ではありません。税務や管理の問題が続くことがあります。

出国前はリスト化して進めるのが正解

全部を1日で終わらせるのは無理です。だからこそ、出国前の最後の期間にやることをリスト化して、優先度の高いものから片づけるのが現実的です。

特に、年金・保険・税金は思い込みで動かないこと。制度や条件が変わることもあるので、最終確認は自治体、日本年金機構、税務署などの公式情報を基準にしてください。

次のステップ

具体的な手続きやサービス選びで迷う場合は、まず公式サイトを確認してから動くのがおすすめです。
細かい制度は人によって条件が違うため、一般論だけで進めるとズレます。必要に応じて、各テーマを個別に深掘りしていくと失敗しにくいです。

このブログでは、海外生活・マレーシア生活・日本サービスの使い方を中心に発信しています。
VPN、日本の銀行口座、海外からの動画視聴など、実用的な情報をまとめています。

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