マレーシア移住が決まると、どうしてもビザや住まい探し、持ち物の準備に気を取られます。でも、実際にあとから面倒になりやすいのは、日本で先に片づけておくべき手続きを後回しにしてしまうことです。
結論からいうと、出国前に特に確認しておきたいのは、海外転出届、税金と年金、健康保険、日本の銀行口座、スマホ回線、保険や郵便などの生活インフラです。ここを曖昧なまま出発すると、渡航後に日本側の手続きで余計な時間やお金がかかることがあります。
この記事では、マレーシア移住前に日本でやっておきたいことを、海外転出届の提出後に必要な確認も含めて整理します。
まず最優先は海外転出届
マレーシアに長く住む前提で日本を出るなら、まず確認したいのが住民票の海外転出届です。これは後回しにしないほうがいいです。
住民票が残ったままだと、日本側での扱いがそのまま続くので、あとで税金や各種通知の面でややこしくなることがあります。出国後でも対応できる場合はありますが、手間を考えると出国前に済ませておいたほうがラクです。
届け出の際は、氏名、生年月日、現住所、移転先の国名、滞在予定期間などを確認されるのが一般的です。パスポートを持っていくと話が早いこともあります。
マイナンバーも控えておく
マイナンバーカードは、海外でそのまま日本国内と同じように使える前提では考えないほうがいいです。ただ、マイナンバー自体が不要になるわけではありません。確定申告や年金関係で番号を確認したくなる場面はありえるので、番号は控えておいたほうが安心です。カードの更新が必要そうなら、出国前に確認しておくのもありです。
子どもがいる場合
子どもを一緒に連れて海外へ移住するなら、転出先での就学先を早めに調べておく必要があります。マレーシアのように、現地校、日本人学校、国際学校など選択肢が多い地域では、事前準備の差が大きいです。
税金は「もう日本を出るから関係ない」と思わない
移住前に見落としやすいのが税金です。日本を出るから終わり、とはなりません。
住民税のタイミングを確認する
住民税は、出国する時期によって感覚とズレやすいところです。特に、1月1日時点で日本に住民票がある場合は、その年の住民税の扱いを確認しておいたほうがいいです。移住初年度に思っていなかった通知が来ても慌てないよう、出国前に一度整理しておくのが無難です。
日本に資産があるなら納税管理人も確認する
日本に不動産や投資などの資産を持ったまま出国する場合は、税務署への対応も確認しておきたいところです。納税管理人届出書の提出が必要になるケースもあります。親族や信頼できる人にお願いするケースが多いですが、誰に頼むかは早めに決めたほうがいいです。
年金は放置しないほうがいい
年金も、移住前に必ず一度は確認しておきたい項目です。国民年金については、出国前に支払いを続けるのか、免除の扱いを確認するのか、自分の状況に合わせて判断が必要です。帰国予定の有無や、将来の受給をどう考えるかでも見方が変わります。
ここは思い込みで決めるより、日本年金機構に確認しながら進めたほうが安全です。加入期間やこれまでの支払い状況もあわせて見ておくと、あとで整理しやすいです。
健康保険を整理する
健康保険は、国民健康保険なのか、会社の健康保険なのかで対応が変わります。
国民健康保険の場合
海外転出によって保険税の扱いが変わりますが、必要な手続きが自動で全部終わるとは限りません。自治体ごとに案内や運用が異なることもあるため、脱退や必要書類については市区町村役場で確認しておきましょう。
会社の健康保険の場合
退職して海外移住する場合は、資格喪失に伴う手続きが必要になります。勤務先の担当者に確認して進めるのが基本です。
現地の医療保険も考える
マレーシアでは現地の医療保険に入る人もいますし、日本側の保険の考え方を含めて比較する人もいます。これは生活スタイルや医療費への考え方で変わるので、万人に共通する正解はありません。
日本の銀行口座を残すか考える
日本の銀行口座をどうするかも、出国前に決めておきたいポイントです。移住後も使う可能性があるなら、残しておくメリットはあります。
ただし、残すならオンラインバンキングの設定や認証方法を見直しておくこと。長期間動きがないと管理上の不便が出ることもあります。口座を閉じる場合は、海外送金の手段を出国前に決めておく必要があります。
海外送金の流れも見ておく
マレーシアとの間で送金する可能性があるなら、送金方法や手数料も先に見ておくと後がラクです。日本の銀行をそのまま使うのか、別の送金サービスを使うのかで、手間もコストも変わります。
海外送金には Wise(ワイズ) を使うと、銀行より手数料を抑えられるケースが多いです。
スマホと通信まわりは意外と重要
スマホは毎日使うものなので、後回しにすると普通に困ります。特に日本の電話番号をどうするかは、かなり大事です。
電話番号を残すか解約するか
日本の番号を残しておくと、銀行や各種サービスの認証で助かることがあります。一方で、維持コストはかかります。解約するなら出国前に済ませたほうがスムーズですし、残すなら海外でどう使うのか、どの程度お金がかかるのかを確認しておいたほうがいいです。
二要素認証に使っているサービスがあるなら、先に代替手段を用意してから動いたほうが安全です。

保険は「とりあえずそのまま」にしない
生命保険や医療保険も、移住前に一度見直したほうがいいです。そのまま継続するのか、解約するのか、内容を調整するのかは、保険会社や契約内容によって変わります。ここも自己判断で雑に切らず、一度契約内容を確認してから動いたほうが失敗しにくいです。
日本に残す資産・契約を整理する
不動産・自動車
海外に住んでいても、日本にある資産はそのまま残ります。不動産は貸すのか・売るのか・保有し続けるのかで対応が変わります。自動車は日本で使わないなら名義変更や廃車などの手続きを検討します。どちらも後回しにすると管理が面倒になるので、方針は早めに決めたほうがいいです。
サブスクリプションサービス
NetflixやAmazonなど、海外で利用条件が変わるサービスは少なくありません。アカウント設定や請求方法を見直しておきましょう。円安もあって、日本のアカウントで支払い続ける方が安い場合もあるので確認が必要です。
日本のサービスは、VPNで日本サーバーからアクセスしないとブロックされる場合もあります。
日本からの郵便物をどう受け取るか決める
海外に住み始めると、日本から届く郵便物の扱いが地味に問題になります。特に税務関係や金融関係の書類は、見逃すと面倒です。受け取り方法としては、家族や親族に頼む、別住所へ転送するなどの方法を考えておく必要があります。誰が受け取るのか、重要書類が届いたときにどう連絡してもらうのかまで決めておくと安心です。
再入国許可や免許の確認も忘れずに
再入国許可
日本で保持している在留資格や立場によっては、出国前に再入国許可の確認が必要になることがあります。必要なのに忘れると影響が大きいので、該当しそうなら公式情報で必ず確認してください。
運転免許証
マレーシアで運転する可能性があるなら、日本の運転免許証の有効期限も見ておいたほうがいいです。更新時期が近いなら出国前に整理しておくと安心です。
マレーシア移住前に日本でやることチェックリスト
出国前に確認しておきたいことを最後にまとめます。
- 海外転出届を出す
- マイナンバーを控えておく
- 住民税の扱いを確認する
- 必要なら納税管理人を決める
- 年金の手続きを確認する
- 健康保険の脱退・切り替えを確認する
- 日本の銀行口座を残すか決める
- 海外送金の流れを考える(Wiseなど)
- 日本の電話番号を残すか解約するか決める
- スマホの海外利用設定を確認する
- 保険の継続・見直しを考える
- 不動産・自動車・サブスクの整理
- 日本の郵便物の受け取り先を決める
- 必要なら再入国許可や免許更新を確認する
全部を一日で終わらせるのは無理です。でも、出国前にこのあたりを一つずつ潰しておけば、マレーシアに着いてからかなりラクになります。特に年金・保険・税金は思い込みで動かないこと。制度は変わることがあるので、最終確認は各自治体・日本年金機構・税務署などの公式情報を基準にしてください。
まとめ
マレーシア移住前に日本でやることは、思っている以上に多いです。ただ、どれも特別に難しいというより、「忘れるとあとで面倒になる」タイプのものが多いです。
特に大事なのは、海外転出届、税金、年金、健康保険、銀行口座、スマホ、郵便物の整理です。このあたりを出国前に押さえておけば、移住後に日本側のことで振り回されにくくなります。現地の準備ばかりに気持ちが向く時期ですが、日本側を先に整えることも同じくらい大事です。
- 海外転出届はいつ出せばいいですか?
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原則として出国前に市区町村役場で手続きします。出国後でも対応できる場合はありますが、出国前に済ませておくほうがスムーズです。
- マレーシア移住後も住民税はかかりますか?
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出国時期によっては、その年の住民税の扱いを確認する必要があります。特に1月1日時点の住民票の扱いは事前に見ておいたほうが安心です。
- 健康保険はどう整理すればいいですか?
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国民健康保険の場合は市区町村役場で手続きが必要です。会社の健康保険は勤務先の担当者に確認します。いずれも自動で終わるとは限らないので、出国前に確認しておきましょう。
- 日本の銀行口座は残しておいたほうがいいですか?
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日本での受け取りや一時帰国の可能性があるなら、残しておくメリットはあります。ただし、残すならオンラインバンキング設定と認証方法を見直しておくべきです。
- 日本の電話番号は解約しても大丈夫ですか?
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使っているサービス次第です。銀行や各種認証に使っているなら、先に代替手段を整えてから判断したほうが安全です。
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