海外に住んでいると、楽天カードを新しく作りたい、または今持っているカードをそのまま使い続けたいと考える場面があります。年会費無料で日本のネットショッピングとの相性も良く、海外在住者にとっても気になるカードのひとつです。
結論を先に言うと、海外在住者が新規で楽天カードを申し込むのは、現在の公式案内では原則できません。一方、すでにカードを持っている人が海外で利用することは可能です。この2点を混同しないことが、最初の大事なポイントです。
この記事では、海外在住者が知っておくべき楽天カードの申込条件、海外利用時の手数料(3.63%)、ワンタイムパスワードの設定方法、旅行保険の付帯条件、カード更新時の注意点を公式情報をもとに整理します。
この記事の要点
楽天カードは申込対象が「国内在住者」のため、海外在住者の新規申込は原則できません。すでに持っているカードは海外で利用可能で、海外事務手数料は3.63%(2025年3月改定)。一般カードの旅行保険は利用付帯で、SMS認証だけに頼るとオンライン決済で詰まるリスクがあります。
海外在住者の新規申込は原則できない
公式サイトの申込条件
楽天カードの公式サイトでは、申し込みの対象は「18歳以上の国内在住者」と定められています。さらに公式FAQには、海外在住の方はカードを申し込みできないと明記されています。
申込条件の詳細は変更されることがあるため、最新情報は必ず楽天カード公式サイトでご確認ください。
「日本の住所を使えば申込できる」は要注意
日本の家族の住所を使えば申し込めると考える人もいますが、申込情報と本人確認情報が一致しない場合はトラブルの原因になります。楽天カード側もこの点についてFAQで案内しています。無理に申し込む前提で動くより、一時帰国時に正規の条件で申し込めるかを公式に確認するほうが安全です。
すでにカードを持っている人は海外で利用できる
新規申込と海外での利用は別の話です。すでに楽天カードを持っている人が海外でそのまま使うことは可能で、楽天カード公式も海外利用についての案内を用意しています。
海外でのショッピング利用
国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB・American Express)に対応した加盟店であれば、世界中で使えます。海外のオンラインショッピングでも利用可能です。
現地ATMでの現金引き出し
海外のATMで現地通貨を引き出すこともできます。ただし、引き出し手数料や利息が発生するため、緊急時以外は慎重に使うことをおすすめします。詳細は楽天カード公式サイトでご確認ください。
海外利用時の手数料と為替の仕組み
海外事務手数料は3.63%
海外で楽天カードを使うと、決済金額に対して3.63%の海外事務手数料が加算されます。2025年3月に改定された数値で、Visa・Mastercard・JCB・American Express共通です。
たとえば現地で1万円相当の買い物をすると、363円相当が手数料として上乗せされる計算になります。手数料率は変更になる場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
為替レートはいつ決まる?
現地で決済した瞬間の為替レートがそのまま適用されるわけではありません。加盟店から売上情報が処理され、各国際ブランドの決済センターで換算されたレートに手数料が加わります。ニュースで見た当日のレートと請求額が完全に一致しないことがあります。
ワンタイムパスワード(3Dセキュア)の設定が重要
海外で楽天カードを使ううえで、かなり重要なのがワンタイムパスワード認証です。オンライン決済時に「本当にカードの本人が使っているか」を確認するための仕組みで、この設定が不十分だと決済が通らないことがあります。
SMS認証だけに依存しないこと
海外在住者は、ワンタイムパスワードの受け取り方法をSMSだけに依存しないほうがいいです。海外では日本のSMSを安定して受け取れないことがあるからです。
- 現地SIMに切り替えていて日本の番号を使っていない
- 日本の番号は維持しているがローミング設定が不安定
- 日本のSMSを受け取れないプランを使っている
この状態だと、オンライン決済時に認証コードが届かず、カードは持っているのに支払いだけできないという状況になります。
海外在住者におすすめの認証方法
- メール受け取り — ネット環境さえあれば国をまたいでも安定しやすい
- 楽天カード公式アプリ — SMSに依存せず海外でも使いやすい
- 日本の電話番号を維持する — 楽天カードに限らず銀行・証券などSMS認証が多い日本サービス全般に有効
海外旅行傷害保険の付帯条件に注意
一般カードは利用付帯
楽天カード(一般)の海外旅行傷害保険は「利用付帯」です。カードを持っているだけで保険が自動的に適用される「自動付帯」ではありません。旅費の一部を楽天カードで支払うことで、補償の対象になる仕組みです。
自動付帯の補償が充実しているのは楽天プレミアムカード側で、補償内容が大きく異なります。補償額・対象・条件はカード種別や改定によって変わるため、最新情報は楽天カード公式サイトでご確認ください。
カード更新・配送先の注意点
楽天カードのFAQでは、更新カードの届け先は日本国内の登録住所のみと案内されています。長期で海外に滞在している場合、更新時期に日本の住所で受け取れる状況を確保しておく必要があります。家族への受け取り依頼など、事前に段取りしておくと安心です。
海外利用前のチェックリスト
海外で楽天カードを使う前に、これだけは確認してください。
- 楽天e-NAVIにログインできる
- 本人認証サービス(3Dセキュア)の設定が完了している
- ワンタイムパスワードの受け取り方法がSMSだけになっていない
- 登録メールアドレスが現在も使える
- 楽天カード公式アプリにログインできる
- 更新カードの受け取り先(日本の住所)が確保できている
- 予備カードを持っている
海外在住者にとっての現実的な使い方
まとめると、楽天カードは海外在住者が新規で作れるカードではなく、すでに持っている人が継続して使えるカードです。
- 新規申込を検討している場合:一時帰国時に国内在住の条件で申し込めるか、公式サイトで確認する
- すでに持っている場合:海外事務手数料3.63%・OTP認証方式・利用付帯保険・更新配送の4点を把握しておく
- 不正利用対策:海外滞在中は明細をこまめに確認し、問い合わせ窓口をすぐ使える状態にしておく
楽天市場や楽天のサービスを日本から継続して使う人には引き続き使いやすいカードです。海外在住での新規申込が難しい場合は、海外在住者向けに明確に対応している別のクレジットカードを比較検討するのも一つの選択肢です。
よくある質問
- 海外在住者が楽天カードを新規申込するにはどうすればいいですか?
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現在の公式案内では、海外在住者の新規申込は認められていません。申込対象は国内在住者です。一時帰国のタイミングで申込できるか含め、最新条件は楽天カード公式サイトでご確認ください。
- 海外での楽天カードの手数料はどれくらいですか?
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2025年3月より、海外事務手数料は3.63%に改定されています。Visa・Mastercard・JCB・American Express共通です。最新の手数料は公式サイトでご確認ください。
- 海外在住でワンタイムパスワードが受け取れない場合はどうすればいいですか?
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SMSだけでなく、メールや楽天カード公式アプリで受け取れるよう設定を変更しましょう。楽天e-NAVIの「本人認証サービス」設定から変更できます。
- 楽天カードの海外旅行保険は自動付帯ですか?
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一般の楽天カードは利用付帯です。旅費の一部をカードで支払うことで補償が適用されます。自動付帯かどうかはカード種別で異なるため、必ず公式サイトで確認してください。
- 更新カードを海外で受け取ることはできますか?
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楽天カードの更新カードは国内の登録住所への配送のみ対応しています。海外在住中の場合は、家族への受け取り依頼など事前に段取りしておく必要があります。
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