【ブログ運営者必見】2023年6月施行される改正電気通信事業者法への対応方法は?

ミライト

こんにちは、ミライト(@miraitoblog)です。

今回は、2023年6月16日に施行される改正電気通信事業者法について、ブログやアフィリエイトサイト運営者も対象になる可能性があるため、その改正に対処するための方法についてお話していきます。

目次

結論

ブラウザ又はアプリケーションを通じて提供する際に、利用者の端末に外部送信を指示するプログラム等を送信する場合、通知又は公表(利用者が容易に知り得る状態に置く)、同意取得、オプトアウト措置のいずれかを、利用者に対して行う必要があります。

Google AdSenseやGoogle Analytics、アフィリエイト広告Webサイトに配置している場合該当する可能性があります。

ここでは、通知又は公表(利用者が容易に知り得る状態に置く)措置として、

プライバシーポリシーに明記する内容を紹介します。

  • 何の目的でそのツールを導入しているのか
  • どんな情報が送信されているのか
  • 誰に送信されているのか
  • 送信先ではどのような目的で利用されているのか
引用: https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/gaibusoushin_kiritsu.html

容易に知り得る状態に置く場合のポイント

  • 日本語で記載。
  • 専門用語は使わない。
  • 平易な表現を使う。
  • 拡大・縮小等の操作を行うことなく文字が適切な大きさで表示されるようにする。
  • 外部送信のプログラムを送るページ又はそのページから容易に到達できるページ等において、下記の事項を表示する。
  1. 送信されることとなる利用者に関する情報の内容
  2. 1の情報を取り扱うこととなる者の氏名又は名称
  3. 1の情報の利用目的

プライバシーポリシーに明記すべき追加事項

情報の外部送信について

このウェブサイトではアクセス数等の解析や広告配信のために以下のツールを導入しており、ツール提供事業者にサイト訪問者情報が送信されています。

1. アクセス分析について

サイトへのアクセス数や滞在時間、利用環境や地域毎の利用者数、流入経路等を分析し、利便性の向上や広告効果の測定などを行うために以下のサービスに情報を送信しています。

・Google Analytics Google LLC

Google Analyticsは、閲覧ページ毎のアクセス数や滞在時間、利用環境やエリア毎の利用者数、流入経路や検索語句等を分析する機能を提供しています。

Google プライバシーポリシー

送信される情報
・Cookie等の利用者を識別するための識別子
・閲覧しているURLやサイトタイトル等の情報とその時刻
・ブラウザやOSの種類、端末の種別、画面サイズやIPアドレス等の利用環境に関する情報

2. 広告配信について

サイト訪問者の行動や属性に基づいた広告を本サイトで配信し、広告の効果を測定するために以下のサービスにパーソナルデータを送信しています。

・Google AdSense Google LLC

Google AdSenseでは、Googleのサービスまたは、Google以外の第三者のサイトで広告の配信と広告のパーソナライズ、広告の表示回数の制限、広告の効果測定などのために情報を利用しています。

Google プライバシーポリシー

送信される情報
・Cookie等の利用者を識別するための識別子
・閲覧しているURLやサイトタイトル等の情報とその時刻
・ブラウザやOSの種類、端末の種別、画面サイズやIPアドレス等の利用環境に関する情報

電気通信事業法の目的は?

「電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、もつて電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進すること」

引用: https://www.soumu.go.jp/main_content/000193757.pdf

改正電気通信事業者法は、情報提供ウェブサイトなどを含む電気通信サービスの円滑な提供、およびその利用者の利益の保護を図るために、施行されます。

この法律は、電気通信事業の公共性にかんがみ、その運営を適正かつ合理的なものとするとともに、その公正な競争を促進することにより、電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進することを目的としています

規制の目的は、電気通信事業者等に対して利用者情報の外部(利用者以外)への送信に関する規制を新設したこと、新たにSNSや検索サービスの事業者を届出の対象としたこと、大規模な電気通信事業者等に対して利用者情報の適切な取扱に関する規制を新設したことです。

外部送信規律に関するフローチャート

引用: https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/gaibusoushin_kiritsu.html

まとめ

いかがでしたでしょうか。

下記のように個人ブログは対象にならないと記載はありますが、

引用: https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/gaibusoushin_kiritsu.html#h04

ホームページの運営
[ニュースサイト、まとめサイト等各種情報のオンライン提供]
インターネット経由で天気予報やニュース、映像などの情報を利用者へ提供するもの。

については対象になると記載がされています。

上記にも記載していますが、Google AdSenseやGoogle Analytics、アフィリエイト広告Webサイトに配置している場合は該当する可能性があります。

ミライト

米国でも個人情報保護の規制が続いており、日本にも規制強化が進んでいます。

外部送信される情報についての透明性を高めることによって、自身のサービスの安全性や信頼性をアピールすることにもつながるためサイト運営者として適切な対応をしていきましょう。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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